すが漏りと雨漏りなにが違う?

■すが漏りが起こりやすいのは寒い冬が多いです。

雨が降ったら、屋根から水が濡れてきた。雪が積もっているだけなのに、屋根から水が濡れてきた。雨漏りとすが漏り、どちらも水が屋根から建物内部に侵入してしまう事には変わりありませんが、その原因とメカニズムには大きな違いがあります。

【雨漏り】

雨漏りの原因は、屋根に穴が空いている、劣化して破損しているなどの理由で、雨が降るたびに水が屋根内部にまで侵入してしまうことを言います。単純に『壊れている』か『劣化している』というのが殆どの原因です。

【すが漏り】

すが漏りは、雪や氷等が屋根に留まることで屋根の排水が妨げられ、溜まった水が行き場をなくして屋根材の接合部等から屋根内部に侵入してしまうことを言います。

※漏水箇所が接合部なので、表面などの外部に異常が見られなくなても発生してしまうケースが多くあります。

◎すが漏りのメカニズム

寒い時期、雪が降ることで起こるすが漏りの主な原因は以下のようなものです。

・雪が降って屋根に積雪する

・屋内の暖房の熱が屋根に伝わる

・積もった雪が少しづつ溶けて水になる

・外気に晒されてる軒先付近で冷やされて氷の塊になる

・氷の塊がダムの役割をして排水できなくなる

・水がどんどん溜まって屋根材接合部に侵入し室内に漏れる

上記のように、雪の屋根の上では、『雪』から『水』へ、『水』から『氷』へと変化が起こることがすが漏りの主な原因です。

すが漏りの起こる屋根は、築年数の古い住宅による起こります。それは建物自体の断熱効果が低いのと、使用している屋根材の防水性能が低いのが大きな原因です。夏場は雨は十分に排水できるため、防水能力が低くても中々雨漏りには繋がりませんが、氷のダムで数センチも水に浸かってしまう程になると、ほんんのわずかな隙間からでも水は侵入してしまうのです。

無落雪屋根の心臓部は樋ですが、トタンとトタンとのつなぎ目(ハゼ)も開くとすがもりの原因になります!

無落雪屋根(スノーダクト工法)のすがもりは、排水溝(樋)からが多いですが、こちらのお宅は、トタンとトタンのつなぎ目(ハゼ)から融雪水が入り込んですがもりが発生した事例です。

小屋裏を見るとすがもりの痕跡が‥‥。

当社の安心責任施工の無落雪屋根防水工事の過程です。

2階の小屋裏を見ると、野地板や母屋にすがもりの痕跡が一部ではなく、全体的に入り込んできた感じです。

工事をした時期は雪がまだ屋根に積もっている状況でした。すがもりは時期を問わずに症状が現れます。早めの処置がすがもりの広がりを食い止めます!

既存の屋根トタンを剥がすと、防水フェルトは敷設されておりましたが、4隅部分は木下地がむき出しになっておりました。

既存の排水溝(樋)も撤去をし、当社独自の工法で、排水溝内にも防水フェルトを敷設します。(他社ではほとんど行いません。)当社は万が一の事を考慮

すがもりの原因となった部分トタンとトタンのつなぎ部(ハゼ)も心配でしたので、通常の防水フェルトより一層防水性の高い高級改質アスファルトを敷設

1枚物の谷コイル(排水溝)を成型加工をし、自在ドレンも新規で取替をしました。

新規に屋根材を葺いていきますが、今回は通常の屋根トタン(長尺蟻掛け)でなく、つなぎ部からの漏水を防ぐ平成ルーフを使用しました。

屋根トタンと屋根トタンのつなぎ部(ハゼ)を締め機で締めていきます。まずは1号機で締めてからさらに2号機でさらに密着性を高めるために締めていきます。

屋根工事をお考えの方は、住まいのユウケンまでご相談・お問い合わせ下さい。

 

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